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ポルフィリン症の人が妊娠すると、どうなりますか?

  • 妊娠中は血液中の女性ホルモンが大きく増加します。そのため急性ポルフィリン症の人は妊娠により症状が悪化する可能性があります。
  • 妊娠を考える時は、内科と産婦人科がそろったなるべく大きな医療機関で、予め医師とよく相談の上で、計画的に妊娠することが安全なお産につながるでしょう。
  • ポルフィリン症は数の少ない病気なので、妊娠ともなれば担当医がおっかなびっくりになるのはやむを得ません。初めてのことは誰でも怖いのです。
    患者としては物足りないでしょうが、そこは目をつぶって、医師と一緒に乗り切りましょう。

  • 出産にあたっては、子宮を収縮させて出産を促進したり、逆に子宮の収縮を抑えて早すぎる出産をとどめたりと、ポルフィリン症のない妊婦でも、状況に応じて、様々な薬剤を使う必要が出てきます。
  • いざという時に使っていい薬剤、使用を避けるべき薬剤を医師が十分に勉強して用意する時間と余裕があるように、計画妊娠・計画出産を心がけましょう。そうすれば、たとえば何かの理由で帝王切開などが必要になった場合でも、安全な麻酔薬などを準備の上で出産に向かうことができるでしょう。

これから妊娠・出産される患者様へ

皆さんのうち半分の人はポルフィリン症の体質を(お父さんではなく)お母さんから受け継いでいるはずです。
あなたのお母さんも、あなたを産めたのです。だから、過度に恐れることはありません。
これまでに述べたことは、あなたのお産をより安全にするための注意と受けとめて下さい。
おそれず、あなどらず、の精神で妊娠に臨みましょう。

監修:豊橋市民病院 糖尿病・内分泌内科 山守育雄先生