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服用を避ける薬剤

皮膚ポルフィリン症の人は、特に服用を避けるべき薬剤はありませんが、急性ポルフィリン症 の人は急性発作の誘因となる薬剤を避ける必要があります。

これらの薬剤の一覧については、
http://merckmanual.jp/media/mmpe/pdf/Table_155-4.pdf
を参照して下さい。

ただし大半の薬剤は安全とも危険とも分かっていません。
使ってみて始めて安全かどうかがわかるので、 明らかに危険と分かっている薬は避けるべきですが、 何かの病気の治療上で使うべき薬がある時には、 慎重に様子を見ながら、使ってみる勇気も必要でしょう。

ピルとLH-RHアナログ製剤について

避妊や月経を調節する目的で使用するピルは、たとえ低用量であっても急性発作を引き起こす可能性があるので、避けるべきとされています。いわゆる「緊急避妊用ピル」も同様に避けるべきです。

したがって、避妊の目的であれば、より確実な効果を得るために 、基礎体温法やコンドーム(ただし必ず最初からつけること)など、他の方法を複数組み合わせることをお勧めします。

既に出産経験があり、今後数年間の避妊効果を期待するならIUD(子宮内避妊用具)もありますが、黄体ホルモンを含むIUDは急性発作を招く可能性があるので、避けた方が良いでしょう。

子宮筋腫や子宮内膜症の治療に用いられるLH-RHアナログと呼ばれる種類の薬剤には人工的に月経を停止させる(人為的に閉経させる)作用があり、月経周期に伴って周期的に発作が起きる人には症状を軽減させる効果があります。

ただしこの場合も無月経になる関係上、更年期障害に似たのぼせなどの症状が出たり、骨粗鬆症の原因になるという副作用がありますので、慎重に効果と副作用を見極める必要があります。

使用する場合も、あまり長期にならない方がいいですので、医師とよく相談して下さい。

監修:豊橋市民病院 糖尿病・内分泌内科 山守育雄先生